ねこのごろごろ

おさかなねこです。

走り書き

雨と私の左肩

ずどどどど、音を立てて落ちてくる雨。窓の向こうなのによく聞こえる。机に突っ伏してうたた寝していた私の耳にも届いたらしい。雨の日の夢をみた。もういったい何年前になったのか、懐かしい日の夢だった。でも現実の過去とはエンディングが異なっていた。 …

あのときのうらない

占いは基本的に信じないタイプなのだけども、「しいたけ占い」だけは毎週楽しみに読んじゃうおさかなねこです。水瓶座です。 ネットサーフィンをしていたら、まだ私がしいたけ占いを知らなかった頃の「週間しいたけ占い〜水瓶座〜」が飛び飛びながらも載って…

あなたの何気ないことばに、ずっと救われてる

顔をけなされて傷ついた時は元彼の「俺はお前のこと美人だと思うよ」を心の支えにしたし、本がうまく書けない時は、塾の先生の「作文だけは上手い」を支えにした。何気ない褒め言葉は自分の知らないところでその人の一生モノになってるから、人の褒めるとこ…

路面電車に乗り

春の陽気を感じるとまず長崎が浮かぶのもザボン味のカステラ食べたくなるのも、路面電車に乗りたくなるのも花々で満ちた庭園を歩きたくなるのも、坂道の途中でふと振り返った景色があんまりにも鮮やかで暫く立ち尽くしたことを思い出すのも、はじめて長崎に…

私は私のために

夕方うたた寝をしていたら、遠い昔のことを夢にみた。 目が覚めても布団に潜ったまましばらくぼんやり考え事をしていたらいつの間にやらかなりの時間が経っていて、ベッドから飛び起きパソコンにかじりつきレポートを打ち始め涙目になる私。なんで布団に潜り…

「わたし、殻のそとに、手を伸ばしたの」

「なんかね。殻、なんだ。」 一年前のいつか、友人がふとこぼしたことば。 「その殻は大きすぎて本人は殻とさえ思ってない。本人が空だと思っているものが実は殻の内側であったような感覚。周りの人間も殆どその殻を認識してないだろうね、それくらい大きな…